九州大学大学院医学研究院神経内科学教室

ACTIVITY REPORT活動報告

メディア等掲載情報・受賞報告

2018年度

・公益財団法人 福田記念医療技術振興財団 平成30年度国際交流助成事業(研究留学) 採用

橋本 哲也

受賞者の声:
カリフォルニア大学ロサンゼルス校ディヴィッド・ゲフィン医科大学院神経内科学への留学に関しまして、福田記念医療技術振興財団からの助成をいただけることになりました。可能な範囲で多くの助成をいただけることになり、大変嬉しく光栄に思います。初めての海外生活を楽しみつつ、精一杯研究に取り組んでいきたいと思います。
吉良教授をはじめこれまでご指導いただきました先生方に深謝申し上げます。

・公益財団法人 上原記念生命科学財団 平成30年度海外留学助成金リサーチフェローシップ 採用

橋本 哲也

受賞者の声
カリフォルニア大学ロサンゼルス校ディヴィッド・ゲフィン医科大学院神経内科学への留学に関しまして、上原記念生命科学財団から海外留学についての助成をいただけることになり、大変光栄に思います。
世界の脳卒中診療のエビデンスを創出しつづける脳卒中研究の最先端施設において、脳血管障害の新たな病態解明や脳血管内治療を足掛かりとする新たな治療法の開発を目指し、精一杯研究に邁進していきたいと思います。
吉良教授をはじめこれまでご指導いただきました先生方に深謝申し上げます。

・平成30年度研究活動基礎支援制度「国際学会派遣支援」採択

34th Congress of The European Committee for Treatment and Research in Multiple Sclerosis、2018.10.10-12
磯部 紀子

受賞者の声
この度は、平成30年度研究活動基礎支援制度「国際学会派遣支援」に採択され、大変嬉しく思います。
本支援を受けポスター発表のため出席しましたECTRIMSでは、国内外の多くの神経内科医、研究者の方々とディスカッションする機会を多く持つことができ、今後の研究の発展に有用な助言を得ることができました。また、留学先で知り合った仲間とも再会でき、新たな刺激を受けることができました。この場をお借りしまして、先生方、関係者の方々にお礼申し上げます。

・第36回日本神経治療学会学術集会 優秀演題賞

第36回日本神経治療学会学術集会、2018.11.23-25
「Facial onset sensory and motor neuronopathy症候群は早期からoral phase dysphagiaを呈する」
演者:渡邉 充、白石 渉、山﨑 亮、磯部 紀子、吉良 潤一

受賞者の声
本研究は、FOSMN症候群という稀な神経疾患の嚥下障害の特徴を調べたものになります。
臨床の現場で気づいたことをまとめた研究が評価され、嬉しく思います。常に臨床家と研究者の視点を忘れずに、今後も研鑽を積んでいきたいと思います。

・日本神経学会 2018年度日本神経学会海外派遣プログラム 採用

橋本 哲也

受賞者の声
この度、カリフォルニア大学ロサンゼルス校ディヴィッド・ゲフィン医科大学院神経内科学への留学の機会をいただけることとなり、日本神経学会から海外留学についての助成をいただけることとなりました。大変光栄に思います。
脳血管障害の研究、とりわけ脳血管内治療に関連した画像・病理解析や新規治療法開発に向けて精進し、患者さんのお役にたてるような研究を目指していきたいと思います。

・2018 PACTRIMS Investigator Award

11th PACTRIMS Congress, 2018.11.1-3
“Serum glial fibrillary acidic protein (GFAP) and neurofilament light chain (NfL) as potential biomarkers for disease activity and disability in neuromyelitis optica spectrum disorders and multiple sclerosis”
Mitsuru Watanabe, Yuri Nakamura, Zuzanna Michalak, Fumie Hayashi, Christian Barro, Noriko Isobe, Takuya Matsushita, Ryo Yamasaki, Jens Kuhle, Jun-ichi Kira

受賞者の声
この度、シドニーで開催された11th PACTRIMSにおいてinvestigator awardを受賞でき大変光栄です。
視神経脊髄炎および日本人多発性硬化症患者さんの血清中のGFAPやニューロフィラメント軽鎖という物質の濃度を測定し、疾患重症度や活動性などのバイオマーカーになりうることを報告しました。
今後の実臨床に活かせるような研究に発展させていけるよう精進してまいります。

・独立行政法人日本学術振興会 平成31年度(2019年度)海外特別研究員 採用

篠田 紘司

受賞者の声
2018年4月よりペンシルバニア大学へ留学しておりますが、次年度の日本学術振興会海外特別研究員へ採用を頂きました。
近年、アメリカにおいてはポスドクにも積極的な研究資金あるいはリサーチフェローシップ獲得が推奨されていること、かつ家賃などアメリカでの生活コスト上昇が著しいこともあり、2年間の手厚いサポートを頂ける海外特別研究員に採用されたことを心より嬉しく、誇りに思います。同時受賞可能な助成金獲得へのご助言およびご推薦を頂きました吉良教授、これまでご指導頂きました先生方に深謝申し上げます。

・公益財団法人 かなえ医薬振興財団 第47回/平成30年(2018年)海外留学助成金 受賞

篠田 紘司

受賞者の声
この度、公益財団法人かなえ医薬振興財団から歴史と栄誉のある海外留学助成金を頂けることになりました。この助成金は、研究機関に授与され、研究に関連する物品購入に使用させて頂く予定です。平成30年度に、同時受賞可能な範囲内で多くの助成金を頂けることになりましたのも、Bar-Or研究室の将来性、吉良教授を始めとした同門の先生方との診療および研究成果が評価されたからであろうと考えます。これまでご指導頂いた先生方、共同で研究をさせて頂いた先生方に感謝しつつ、アメリカ生活を楽しみながらよりよい研究ができるよう精進いたします。

・2018 ANA Travel Award

143th Annual Meeting of the American Neurological Association (ANA), 2018.10.21-23
“A combined immunogenetic and cerebrospinal fluid cytokine study in anti-neurofascin155 antibody-positive neuropathy”
Hidenori Ogata, Zhang Xu, Ryo Yamasaki, Akira Machida, Nobutoshi Morimoto, Kenichi Kaida, Teruaki Masuda,Yukio Ando, Motoi Kuwahara, Susumu Kusunoki, Jun-ichi Kira

受賞者の声
この度は2018 ANA Travel Awardを頂くことができました。
学会で得たものを今後の研究に活かしていきたいと思います。

・2018 ANA Travel Award

143th Annual Meeting of the American Neurological Association (ANA), 2018.10.21-23
“A Comparison of Brain MRI Features Between Asian and Caucasian Patients with Multiple Sclerosis”
Yuri Nakamura

受賞者の声
この度は2018 ANA Travel Awardを頂き、大変光栄に思います。
さらに研究・臨床に精進して参ります。

・2018 ANA Best Poster Presentation Award

143th Annual Meeting of the American Neurological Association (ANA), 2018.10.21-23
“CCR2 Positive Immune Cells Play Protective Roles in ALS Mouse Model”
Wataru Shiraishi, Ryo Yamasaki, Jun-ichi Kira

受賞者の声
この度、アトランタで開催されましたANAのannual meetingにおいて、poster presenter awardを頂きましたことを大変嬉しく思います。
今後も研究を継続し、非常に困難な疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態メカニズム解明を進め、いつか患者さん方のお役に立てるような成果が出るよう精進してまいります。

・第23回神経感染症学会総会・学術大会 最優秀口演賞(基礎・臨床研究部門)受賞

第23回神経感染症学会総会・学術大会、2018.10.19-20
「日本人多発性硬化症では HLA-DRB1*15:01 が JCV 感染リスクを下げ DR4 がリスクを上げる」
渡邉 充、中村 優理、 磯部 紀子、 松下 拓也、迫田 礼子、 林 史恵、 吉良 潤一

受賞者の声
第23回神経感染症学会総会・学術大会にて学会賞(基礎・臨床研究部門)をいただき大変光栄です。
近年、多発性硬化症に対してフィンゴリモドを使用中に進行性多巣性白質脳症を発症するリスクが日本人で高いことが報告されています。
その原因の一つとして多発性硬化症の遺伝学的リスク因子の1つであるHLAの型が関与しているのではないかと解析を行い、結果を報告いたしました。まだわかっていないことも多く、今後もさらに研究を発展させられるよう努力していきたいと思います。
研究をご支援・ご指導いただいた方々に感謝いたします。

・2018年日本神経免疫学会研究創世賞 最優秀賞 受賞

第30回日本神経免疫学会学術集会、2018.9.20-21
「NF155蛋白免疫による神経肥厚を呈するCIDP/CCDP動物モデルの作成」
山崎 亮

受賞者の声
この度はこのような名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。抗NF155抗体陽性ニューロパチーの疾患原因についてはいまだ不明な点が多く、神経系の詳細な検討はモデル動物なしでは困難です。本賞をきっかけに、早期のモデル動物作成実現に向け、努力いたします。
これまで本研究にご協力いただきました、学内外の方々に厚く御礼申し上げます。

・日本神経免疫学会ベストポスター賞 受賞

第30回日本神経免疫学会学術集会、2018.9.20-21
「バロー病と視神経脊髄炎の層状脱髄巣における髄鞘保持層への特異的な TMEM119 陽性ミク ログリアの分布」
林田 翔太郎、山崎亮、眞﨑勝久、松下拓也、吉良潤一、鈴木諭、岩城徹、高橋和也、田平武

受賞者の声
バロー病と視神経脊髄炎関連疾患剖検例の層状脱髄病巣を対象として、新規常在性ミクログリアマーカーTMEM119に着目してその特異的な分布を報告しました。
御協力いただいたすべての方々に厚く御礼申し上げます。

・第29回日本末梢神経学会賞 内科部門 受賞

第29回日本末梢神経学会学術集会、2018.9.7-8
「抗neurofascin155抗体陽性CIDPにおけるT細胞性免疫の寄与と免疫遺伝学的背景因子」
山崎 亮、緒方 英紀、張 旭、町田 明、森本 展年、海田 賢一、増田 曜章、安東 由喜雄、桑原 基、楠 進、吉良 潤一

受賞者の声
この度はこのような名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。
今回私達は、抗NF155抗体陽性CIDP患者の免疫プロフィールとHLAの特徴について検討し、従来考えられてきたCIDPにおけるTh1シフトの他、Th2細胞も病態に深く関わること、全例がHLADRB1*15を保有し、T細胞免疫を介した病態が考えられること、さらに抗NF155抗体陰性患者でも治療の有無にかかわらず炎症の強い患者群と弱い患者群が存在することを明らかにしました。CIDPはこれから徐々に病態が明らかになり、細かい切り分けが進んでいくと思われます。本研究をきっかけに、個々の患者さんに対してベストな治療を選択できるような疾患マーカー、代用マーカー開発を目指して今後も精進いたします。本研究にご協力いただきましたすべての方々に深謝申し上げます。

・平成30年9月3日 西日本新聞掲載

九州大学病院神経内科グループの研究が平成30年9月3日、西日本新聞の朝刊に掲載されました。

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2018年9月10日 西日本新聞電子掲載
リンク:https://www.nishinippon.co.jp/nnp/medical_news/article/448330/

・学長賞 最優秀賞 受賞

The 5th MS Summer College in Tokyo, Aug 4-5, 2018
“Serum glial fibrillary acidic protein (GFAP) and neurofilament light chain (NfL) as potential biomarkers for disease activity and disability progression in neuromyelitis optica spectrum disorders”
Mitsuru Watanabe, Yuri Nakamura, Zuzanna Michalak, Fumie Hayashi, Christian Barro, Noriko Isobe, Takuya Matsushita, Ryo Yamasaki, Jens Kuhle, Jun-ichi Kira

受賞者の声
今回、このような名誉ある賞をいただき大変光栄です。
視神経脊髄炎および多発性硬化症患者さんの血清中のGFAPやニューロフィラメント軽鎖という物質の濃度を測定し、臨床的パラメータとの関連を報告しました。今後、本研究を日常診療にも応用できるよう発展させていきたいと思います。
最後になりますが、本研究にご協力いただいた方々に感謝申し上げます。

・公益財団法人 持田記念医学薬学振興財団 平成30年度留学助成金 受賞

篠田 紘司

受賞者の声
2018年4月よりペンシルバニア大学ペレルマン医学大学院神経内科学多発性硬化症部門へ留学しておりますが、この度持田記念医学薬学振興財団から留学助成金を頂けることになり、誠に光栄に思います。社会へ利益還元できるような有意義な医学研究ができるよう、日々精進いたします。

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